不安は未知からくる:軽減する方法と抱える問題

不安とは未知に対して抱くもの

既知という内側ができたとき
必ず未知という外側ができるので
不安がゼロになることはない

不安が消えない以上
どう付き合っていくのかが大事

それぞれの方法を組み合わせたり
状況に応じて選んだり循環させたり
自分なりの答えを導き出す必要がある

【思考】不安の捉え方を変える

不安は未知であり
未知とは失敗と成功の可能性
どちらも含んでいる状態

失敗すると決まっていたら
諦めの感情が先にきて
不安を抱くことすらない

つまり不安を感じるのは
成功する可能性があるから

失敗しても致命的じゃないし
挑戦や経験自体に意味がある

上記のように捉え方を変えて
いわゆるプラス思考で
抱えている不安を打ち消す方法

捉え方は現状を変えない

この方法の問題点は
現状維持が前提になりがちなところ

捉え方を変えようというのは
行動しやすくなる心の持ち方の提案で
置かれた現状が変わるわけではない

積み上げたい目標の高さがあるとして
必要なブロック数が足りていないのなら
縦横を変えてもどう組み直しても届かない

現状可能な組み合わせを何通りも試して
理想に届かない現実に直面したとき
不安がいつのまにか諦めに変わる

新しいブロックを探して取り入れるという
行動や改善の部分が欠如しているせいで
不安を取り除けずにいる人も多いと思う

【行動】描いた希望に繋げていく

受験勉強や資格勉強が分かりやすい

自分の現状と目標を把握して
必要なものや不足しているものを
行動して身に付け取り入れていく

描いているゴールが明確であり
信じられるルートが見えているときは
不安がかなり軽減される方法だと思う

難しいのは人生や将来という
明確な道筋が見えていないものに対して
何をどうしたらいいのかが不明なところ

かといって周りを参考にしすぎると
社会の思い描く理想像に振り回されて
自分の感情や希望を見失ってしまう

自分の感情や理想の解像度が高く
信念を貫く強さが必要な方法だと思う

【感覚】今を生きる思考の実践

未来という制御できないものを
どうにかしようとするから
不安という感情が付きまとう

自分が今抱いている思いを頼りにして
気の向くままに歩こうという手法

スティーブジョブズのスピーチ
"Connecting the dots" に近い

目標地点を決めて向かうのではなく
周辺探索を繰り返すなかで
自然と目的地が定まるイメージ

ゴールを決めていないため
着くかどうかという不安が湧かず
その時々を楽しめるのがメリット

一方で周りの目を気にせず
行動し続ける精神力が必要

今だけに注目しているため
将来や現実を考え始めた途端
急激な不安に襲われるのが難点