物事を考えているのが
そんなに偉いのだろうか
人間だから思考ができる
他の動物よりも優れている
その一点だけを切り抜いて
偏った見方をしている気がする
現代は思考崇拝に近い
人間の存続と発展は
間違いなく思考のお陰だが
必ずしも思考が正解ではない
思考するのが人間なのではなく
思考できるのが人間である
人間というベースがあって
そのうえで考えなければ
機械的な選択をするロボット
ベースが歪んでいたら
どれだけ優れた思考力も
ただの暴力になりかねない
思考以外も同じだった
思考で生き残る人
運動能力で生き残る人
人間性で生き残る人
色んな人がいていいはずなのに
思考する人は思考しない人を
見下しているような印象がある
いや違った
思考に限った話ではなく
どの分野でも同じだった
自分よりできない人に注目して
自分の立ち位置に安心感を求める
他者を下げて優位性を保とうとする
比較と優劣は違う
競うべき相手は自分というのが
どの事柄にも共通して言える
人間は社会的な動物なので
比較という行為は絶対に必要
それは優劣を見るためではなく
周りとの差別化をするため
自分の存在を鮮明にするため
社会で優位になる能力と
そうでない能力があるけれど
それを持っているから何なのだろう
持っている事実は変わらないし
世の中が理不尽なのはあたりまえ
自分がどうしたいと感じているのか
どうなっていきたいと考えているのか
能力や実績を誇示する人ではなく
自分を理解して在り方を明確にして
今を生きている人でありたいと思った
